ほっとけやん

ほっとけやん112
~地域とともに生きる~
わかやま新報2016年9月1日掲載

いま巷で秘かなブームが到来
ボードゲームの世界

~和歌山ボードゲーム遊戯会活動記~

麦の郷ハートフルハウス創(はじめ) 

草下 敦司

 ボードゲーム(※)は1人では遊べません。長い間ひきこもっていた私は多人数で遊ぶことを夢見ていました。
 ひきこもり者社会参加支援センター「ハートフルハウス創」では、不登校やひきこもりの若者がゆっくり過ごせる居場所と、ゆるやかに働く場(創―HAJIME―カフェ)があります。
 私は創カフェで働くこととなり、そこには世界各国のボードゲームが置いてありました。それを初めて見たとき、とてもワクワクしたのを覚えています。
 私自身あれもやりたい、これもやりたいと、さらにボードゲームを買い集め、カフェ勤務が終わった後、同僚たちと何度も遊びました。多人数で遊ぶボードゲームは格別の楽しさがありました。
 「もっとたくさんの人たちといろんなボードゲームで遊びたい!」、そんな思いから生まれたのが「和歌山ボードゲーム遊戯会」です。
 「ボードゲームは子どものおもちゃでは?」と思われるかもしれません。ですがそれは違います。
 運だけではなく、知恵を絞り構想を立て、他のプレーヤーの動きを読みながら戦略戦術を駆使して勝利を目指すボードゲームは、1人では決して味わえないスリルがあり、大人でも充分楽しめます。
 年齢や性別も関係なく、コミュニケーションが苦手でも、初対面の人たちが喜びや悔しさを共有できることもボードゲームの魅力です。
 和歌山ボードゲーム遊戯会ができて間もない頃の参加者は3人。それが今では、ブログ(「和歌山ボードゲーム」で検索)などを通して、たくさんの方たちが参加してくれています。中には家族ぐるみで参加される方や南紀田辺など遠方から参加される方もいます。
 昨今は孤立社会といわれますが、ボードゲームには「温かみ」があるからこそ、現代に必要とされているのかもしれません。和歌山ボードゲーム遊戯会が、人と人とをつなぐそんな「温かみ」の感じられる場になればと思い活動を続けたいと思います。

 ※ボードゲーム…アナログゲームや非電源ゲームとも呼ばれ、単純なカードゲームやゲーム盤や駒、カードといった道具を多用する複雑なものもある。

 「1人で行っても大丈夫?」「ルールが難しそう」「ちょっとマニアックでは」と思われるかもしれませんが、和歌山ボードゲーム遊戯会は、1人でも気軽に参加できる柔らかい場所です。みなさんも一度、ボードゲームの世界を体験しませんか!!きっと新しい出会いと楽しみが見つかりますよ~。

 連絡先‥麦の郷ハートフルハウス創(創―HAJIME―カフェ)0736・60・8233
 開催日時‥毎月第3土曜日17:00~ 場所‥紀の川市粉河853 古民家山﨑邸内 創―HAJIME―カフェ



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