ほっとけやん

ほっとけやん118
~地域とともに生きる~
わかやま新報2017年3月2日掲載

感謝を胸に つむぎ つないで つたえよう
~麦の郷40周年 記念式典を開催して~


はぐるま共同作業所 和の杜 大中 一

 ことし麦の郷は40回目の誕生日を迎えました。
 1997年3月に無認可共同作業所「たつのこ共同作業所」が産声を上げてから40年の月日を経た今も、社会福祉法人一麦会「麦の郷」は多くの皆さまに支えられながら障害ある方々と共に歩みを進めています。
 その支えとなっていただいた皆さまに感謝するとともに、さらに麦の郷の姿を知っていただくことで共感し、そしてその思いを次の世代に伝えていこうということで記念式典が次世代の若手職員を中心として企画されました。
 1月21日(土)和歌山市ビッグ愛大ホールには関係者延べ160人が集まり記念商品の「大判焼き」が振る舞われました。エントランスには40周年記念冊子「つむぐ」や麦の郷ふぉ~てぃ~ずが歌う記念ソング「ねがい・ありがとう」のCDなどの販売ブースが設けられ、にぎわいの中、式典はスタートしました。
 開会のあいさつで田中秀樹理事長から述べられた「平和」というキーワードが、今回の記念式典の大きなテーマです。記念講演に登壇いただいた立命館大学名誉教授の安斎育郎さんは、独自の視点や現在までに繰り広げられてきた歴史事実をもとに、このとても大きな「平和」というテーマについて、視野の広いそれでいて分かりやすく、時には心に突き刺さるお話を聴かせてくださいました。お昼の休憩をはさみ、「麦の郷ふしぎ発見」の動画が大スクリーンに映し出されました。まるでテレビのクイズ番組のようなセットに5人の回答者が並び、その時点で会場からは楽しげな笑い声が…。さまざまな麦の郷の事業所を映像でつなぎ、リポーター兼司会役のタッキーが出題するクイズに珍回答続出。40年間麦の郷で活躍を続ける伝説的な職員は?…タモリ(笑)??なわけないでしょ。そう正垣均さんです。映像で均さんは語ります。「障害者のおかれている環境は昔も今もあんまり変わってないけど、支援は続けていかないと…そして次の世代に伝えていかないと…」と。
 仲間の座談会では、座長の「障害者就業・生活支援センター つれもて」センター長 鈴木さんが、和歌山市精神障害者回復者クラブ「サークルつくんこ」代表 雑賀さん、障害のある人たちの交流グループ「青年学級 すばらしき仲間たち」代表 岩橋さん、よさこいチーム「麦の郷みんなでおどり隊」代表 地上さんとトークを繰り広げました。「買い物に行って晩御飯を考える当たり前の生活」「彼氏・彼女そして結婚」「もっとお給料~」などなど思いはさまざまでした。
 式典の最後は余暇支援部が結成した麦の郷ふぉ~てぃ~ずの記念ソング「ねがい」そして「ありがとう」のライブコンサートで舞台は演者と飛び入り参加者で大盛り上がりとなりました。
 ふぉ~てぃ~ずとみんなの歌声にのり「ありがとう」の感謝の気持ちと平和を思う「ねがい」の心はきっと紡がれ次の時代へと引き継がれることでしょう。



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