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~地域とともに生きる~
わかやま新報2007年7月7日掲載

30回を迎える「障害者 市民の夏祭り」麦の郷理事長 田中秀樹

「久しぶり」「元気たった?」のあいさつが夕暮れ時の会場のあちらこちら交わされます。
「障害をもつ人がお客さんではなく祭りの主役として楽しみたい」そんな和歌山で実現したいとの思いで「たつのこ夏祭り」は始められました。小さなささやかな夏祭りで誰にも遠慮が要らないそんな祭りをめざしてきました。
 無認可のたつのこ共同作業所は、自主運営であるために財政的にいつも困っていました。資金作りと、多くの人に知ってもらうこともこの夏祭りの大きな目的でもありました。 第1回たつのこ夏祭りは、児童婦人会館(今の児童女性会館)で、「わたぼうしコンサート」(奈良たんぽぽの会)が開かれ、続いて和歌山城の公園で盆踊りがおこなわれました。その後、コンサートや落語、野外映画、手話落語、鼓童の太鼓演奏など次々と企画が生まれ、会場には実行委員会の団体による夜店が並び夜遅くまで交流がなされました。
 たつのこ夏祭りは、たつのこ作業所が認可施設になったときに「障害者・市民の夏祭り」と名称を変更し、多くの参加団体が共催する祭りとなり、今年で第30回を迎えます。
 生まれたばかりのたつのこ共同作業所は、当初行政から支援は受けられませんでしたが、ライオンズクラブ、ロータリークラブ、ワイズメンズクラブなど多くの市民団体やマスコミ各社が応援し、育ててくれました。
 外出や交流の機会が少ない障害をもつ人が出会う機会となる取り組みは、障害者・家族のつながりを広める文化祭やふれあい登山(障害者登山)、障害者キャンプなど県内各地に広がっています。
 紀州よさこいまつりに、コスモス養護学校の生徒や麦の郷などの障害をもつ人たちのグループが参加しています。「麦の郷踊り隊」は膨張を続けています。こうした市民が中心のグループに、当然のことですが障害をもつ人が普通に参加していく機会がまだまだ広がることを期待しています。
 第30回「障害者・市民の夏祭り」は、和歌山城二の丸広場で7月28日の夕刻に開かれます。また、女優の石井めぐみさんが名誉実行委員長として参加してくださり、翌日、後援会が予定されています。皆さん一緒に楽しみませんか?

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