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~地域とともに生きる~
わかやま新報2010年9月2日掲載

「また、イルカと泳ぎたい!」
はぐるま共同作業所「結い」 市川 みき

 はぐるま共同作業所「結い」で7月19日、20日に“イルカと遊ぼう!!”1泊旅行に行ってきました。
 これは、1期生の仲間たちとの今年の3月に1年間の振り返りをした際に、スタッフとしても日程調整がうまくいかず昨年断念した「イルカと遊ぶ」という企画を、2年度には夏もみんなで普段できない体験をしたいという仲間たちの声に押されて実施されたものです。
 はぐるま共同作業所「結い」は特別支援学校の高等部を卒業した人たちが様々な体験や人との関わりを通じて社会人として豊かに成長する場(自立訓練事業)です。昨年4月にスタートしました。いろいろな体験・経験を通して青年期をより豊かに育ち合えるよう活動を進めています。今回は、ドルフィンエンカウンター/ドルフィン・スイムを体験してきました。イルカとふれあっているとみんな、顔が自然とほころび今まで見たことのないとても穏やかな表情でした。それ程イルカの魅力はすばらしいものでした。
 旅行を終えての感想文では帰る時間になっても残って一気に書き上げている仲間の姿もみられました。仲間の感想文を少し抜粋しながら紹介します。
 「私はドルフィンスイムをしました。水着を着てさらにウエットスーツを着ました。暑かったです。でも、海に入ったら、すずしかったです。イルカと私は泳ぎました。イルカはかわいかったです。イルカの皮ふはツルツルして気持ちよかったです。イルカの背に乗って一緒に泳ぎました。速くて楽しかったです。イルカのこと勉強しました。イルカのこともっと好きになりました。」
 「イルカの肌はサラサラだってことがわかった。注意、乗り方など教えてもらった後、順番にイルカのヒレつかんで足は伸ばしてリラックス、そしてイルカと一緒に泳ぎました。楽しかったけど途中少し塩水が口にはいって口の中がしょっぱかった。楽しかったし、また、イルカに触ってみたいと思いました。」そして「また、イルカと泳ぎたい」という思いはみんな同じです。
 このような心に響く体験は生きていく土台となり活かされるのではないでしょうか。特に20歳前後は友達と一緒に楽しいことや苦しいことなどを経験する大切な時期だと思います。「結い」は利用期間は2年間です。最近、本当に短いという話題が仲間からでることが増えています。1期生は半年余となってきたからです。一日一日が貴重です。これからも講師の方々に関わっていただいて、いろいろな体験・経験できるようにしていきたいと思います。そして、日々の取り組みの中の達成感や自信をもつことでたくましく“生き抜く力”となるよう応援していきたいと思います。

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