当法人における新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ
2020.11.20
関係者各位
みなさま 平素より法人運営の為にご理解、ご協力いただき感謝申し上げます。この度、当法人のグループホーム居住者に新型コロナ感染者が生じました。当人は無症状ですが保健所の指示にて11月19日に入院しています。また、保健所指導の下、濃厚接触者および濃厚接触とは判断されなかった同グループホームの居住者や濃厚接触者が勤務する事業所の職員もPCR検査を実施しましたが全て陰性でした。みなさまにはご心配とご迷惑をおかけしました。ご本人の一日も早い回復を願いつつ、法人では感染予防を徹底致します。
書籍「改革が避けられない日本の精神医療」発売中
2020.10.09
今日の世界標準の精神医療は精神の病気があっても、医療支援と生活支援によって、地域で、社会生活を送れる時代です。
日本は先進諸国で、唯一、入院中心の精神医療政策を継続しています。
しかも一般医療と区別し差別扱いの「安かろう・悪かろう」を基本とする精神医療政策です。
戦後70年間続けてきた精神科病院への入院中心の精神医療政策は、現在、行き詰まり入院中心の医療体制の”崩壊”が始まっています。
そのため入院中心の精神医療政策の転換が避けられなくなっています。
しかし、自動的に改革が進む状況ではありません。
AMAZONにて販売中。
著者による解説動画(Youtube)
氏家さんに聞く「精神医療への問題意識を持つようになったきっかけ」
氏家さんに聞く「我が国の“入院中心”の精神医療政策」
氏家さんに聞く「精神医療改革のチャンス」
第二こじか園 赤い羽根共同事業から「遊具倉庫購入事業」助成金をいただきました。
2020.09.04
このたびは、遊具倉庫の購入に助成金をいただきありがとうございました。保育者からは、広くて使いやすい。子どもと一緒に楽しく片付けられると好評です。保護者からも、募金が身近に感じられるとの声がありました。現在、遊具倉庫の愛称を園児・保護者から募集しています。愛称を付けて長く、大切に使わせていただきます。今後とも、障害のある子どもたちの豊かな発達を支えるために精進して参ります。本当にありがとうございました。
障害者らのチンドン屋、評判のパフォーマンス集団に
2020.07.29 産経WEST
全国でも珍しい障害者らによるプロのチンドン屋集団が、和歌山県紀の川市にある障害者の就労支援事業所を拠点に活動している。ダウン症や自閉症などの障害者と事業所スタッフの計10人が、チンドン屋独特の笛や太鼓のリズムに合わせ、楽しい踊りを披露する。事業所の作業の一環としてメンバーに「工賃」を支払う形で約6年前に始動し、近年は県内外で年約40件の公演をこなす人気パフォーマンス集団に成長した。その魅力に迫ってみた-。
(前川康二)
「お客さんにウケるのが楽しい」
「まっるもうけ、笑って生きてりゃ丸もうけ♪」6月18日、練習場の紀の川市内の古民家でオリジナルの「まるもうけ音頭」の音楽と歌声が鳴り響いた。この日は、コロナ禍の影響で休止していた全体練習を約2カ月ぶりに再開。メンバー全員で、演奏や踊りの振り付け、決めポーズなどを確認した。額に汗して演じる姿は真剣そのものだが、時折「あー間違えた」「うまくできてたやん」などと笑顔で声を上げる。障害者に働く場を提供する就労継続支援B型の事業所「Po-zkk(ポズック)」を拠点とする「ポズック楽団」。メンバーは6人がダウン症や発達障害、自閉症などの障害者で、事業所のスタッフ4人も加わる。「厳しい特訓もあるけど嫌なことは一つもない。お客さんにウケるのが何より楽しい」。ダンスを担当するダウン症の中村大樹(ひろき)さん(27)は顔をほころばせた。スタッフで団長の奥野亮平さん(39)も「体を動かすことで孤独や不安が解消され、人前で演じることが自信につながっている。みんな立派なプロのパフォーマーです」と言い切る。
自己表現できる作業を
事業所の施設長、野中康寛さん(46)によると、楽団結成のきっかけは平成25年。障害者施設の運営に携わる中で、シール貼りや製品の箱詰めなど、単純作業ばかりに偏る状況に疑問を感じ、「もっと自己表現できる作業はないか」と考えていた。そこで、奥野さんと妻の麻美さん(36)がバンド活動の趣味を生かし、チンドン屋の音楽に合わせて体を動かす運動を施設で始めたところ、利用者たちは楽器を鳴らしたりキレのある動きをみせたりした。野中さんらは「人前で演じても喜ばれるのでは」と思い、楽団結成に動き始めた。翌26年には、障害者総合支援法に基づく福祉サービスで作業の対価に工賃を払う「就労継続支援B型」の事業所指定を受け、楽団の活動を始めた。
評判を呼び、各地で公演
楽器は鍋や湯たんぽなどの廃材で自作し、衣装も古着をアレンジ。週2日の練習と週3日の体力づくりを続けた。最初は、地元の障害児施設でボランティアとして出演。当時はまだ拙い演技だったが、白塗りに頬を赤く染めたメンバーが真剣に滑稽な歌や演奏、踊りを披露すると、大きな歓声や拍手が起きた。徐々に評判となり、大阪や京都などからも集客イベントに招かれる機会が増えた。「盛り上がる」「お客さんが喜んでくれた」と好評で、東京公演も実現。出演料は初めは交通費程度だったが、最近は他のプロ団体と比べても遜色ない額をもらえる。活動は、収入面だけでなく、メンバーの精神面にも好影響を与えている。例えば、知的障害のある滝川幸法(ゆきのり)さん(33)。活動を始める前は、作業所で勝手に出前を大量注文したり消防車を呼んだりとトラブルを起こしたが、活動開始後は一切なくなった。滝川さんは「練習はストレス発散になる。本番は緊張するけど、お客さんが笑顔になってくれるのが楽しい」と話す。そんな変化を、野中さんは「障害者は自分が主人公になる機会が少ない。楽団が自己表現や認めてほしいという気持ちを発散できる場所になり、仲間や観客と関わることで、心にいい影響を与えているのでは」とみる。楽団は順調に活動の場を広げてきたが、今年に入ってコロナ禍で年内の公演は全てキャンセルに。次の公演も現時点では未定だ。それでもメンバーは、次の舞台に向けて日々練習に励んでいる。「メンバーが真剣に、楽しそうにパフォーマンスする姿は見る人の心に響く」と野中さん。「これからも伸び伸びと活動し、観客を喜ばせていきたい」と意欲をみせた。
紀の川市広報にてハートフルハウス創のひきこもりサポート事業が特集されました
2020.02.13