ほっとけやん 第216話

わかやま新報2025年3月6日掲載

親子でほんものの人形劇鑑賞

第二こじか園 山本祥久

 第二こじか園では毎年、「人形劇団クラルテ」さんに来ていただいて、親子でほんものの人形劇を鑑賞する機会を作っています。

 今年度は2025年1月8日(水)に開催しました。題目はウクライナの民話「てぶくろ」と、現代作家の絵本「いずみむらのわにわにさん」から「わにわにさんのかちこちパン」でした。「わにわにさんのかちこちパン」はみんなにもらったお花やバナナのお返しに、パン屋さんを始めたわにわにさんのお話です。最初に焼き上がったのは硬くて噛めない、かちこちのパンでした。たくさん売れ残ったパンと、しょんぼりしたわにわにさんを見かけた森の仲間たちは、その晩ヒソヒソと内緒話をし…。どちらのお話もいろんな動物が登場するお話でした。子どもたちも保護者の方も動物たちのやりとりにクスッと笑ったり、長い時間見続けるのが難しい子どもたちも所々視線を送りながら、それぞれの鑑賞の仕方で楽しんでいました。鑑賞の終わりは人形劇の方たちが人形と一緒に子どもたちを送り出してくれ、人形に触れる機会もあり、ドキドキ、ワクワクした表情で触ってお別れをしていました。またどこかで会えるといいね。

 当日鑑賞した保護者の方の感想を紹介します。

 昨年に引き続き、今年もクラルテ人形劇を鑑賞できるのを楽しみにしていました。我が子を連れて映画館や人形劇などを見に行くのはハードルが高すぎるので、園で企画していただいてありがたかったです。昨年は大人しく鑑賞していましたが、久々の登園だったのもあってか、豪快に走り回る姿に頭が痛くなりましたが、視線の先を見ると、時々ですが劇を見ていました。クラルテが始まる前のお約束をまだまだ守るのは難しかったですが、いつかゆっくり鑑賞できるようになればいいなと思いました。

 プロの方の人形劇は声の抑揚などもさすがという感じで楽しめました。最後に5歳児がお花を渡すと事前に聞いていましたが、自分の誕生日のお花、おともだち式のお花、クリスマス会のお花を渡したり、受け取ったりする場面を見たことがないので、”今日も渡さないだろうなぁ”と諦めモードでしたが、渡す姿を見た時は、思わず拍手をしてしまいました。ほんの小さな積み重ねかもしれませんが、成長を感じることができました。

 「人形劇団クラルテ」について(ホームページより引用)

 人形劇団クラルテは、子どもから大人まで楽しめる人形劇をつくり、上演しています。小学校への巡回公演は劇団創立当時から重要な活動として継続し、また、幼児のためには、「おひさま劇場」という公演スタイルで全国を飛び回っています。