ほっとけやん 第31話

わかやま新報2009年12月3日掲載

フラダンスで地域と交流

麦フラチームリーダー 小山美津子

「障害者市民夏祭り」(於和歌山城西の丸広場・2001年7月)を盛り上げようと踊ったのがフラダンス「麦フラチーム」のはじまりです。事務所の女性が中心になり他の施設の職員も参加して、昼休みの少ない時間を練習に励みました。
その後「麦の郷の夏祭りにも出てよ!」と声がかかり、仲間にも「練習しょう」と呼びかけました。(この件は途中で挫折しましたが)さらに男子にも踊ろうと誘い賑やかさがアップした年もありました。 春には地域のみなさんと一緒に楽しむ「西和佐地区と麦の郷の花見会」(於風土記の丘)にも要望があり、皆で衣裳作りにも時間を費やしました。
衣裳の材料は自家調達です。つまり「麦の郷ウエス部」からウエスにならない薄い生地や、木綿以外の布が提供され、それを工夫して可愛いい(?)フラガールの出来上がりとなりました。ちなみに「麦の郷みんなで踊り隊」のよさこい衣裳もウエス部のハギレで作成しました。
「山口地区文化祭」の出演では、お年寄りに大うけ(身を乗り出し、メガネがずりおちそうだった)と身内の感想を励みに、今年も練習に励もう。と、いう場面なのですが、みんな時間がありません。
国の方針によって、福祉分野の変更(自立支援法等)や細分化、複雑化により事務業務も非常に煩雑となり、時間が足りなくなりました。みんな、お昼休みも返上で仕事をしなければなりません。もちろん時間外も遅くまで残業の続く毎日です。 踊りは楽しいし、踊りたいのですが、そういうわけで、最近はすっかり踊る場面が少なくなりました。できれば仲間も一緒にと思うのですが、それにはもっともっと時間がなければできません。
仲間も職員も地域の皆さんも一緒になって笑顔の輪を作りたいですね。