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社会福祉法人一麦会・通称「麦の郷」は、無認可共同作業所を出発点に、障害者、障害乳幼児、不登校児、高齢者の問題にとりくむ総合リハビリテーション施設をめざしています。

                        
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韓国実践者との交流を維持、発展させるために
―社会福祉法人一麦会(麦の郷)アピールー

社会福祉法人一麦会
2019.08.23

 社会福祉法人一麦会は、韓国の社会福祉、若者支援、協同組合等の実践者と交流を重ねてきました。この交流のなかで、私たちは、多くの学びと仲間を得てきました。韓国で出会ったたくさんの友人たちは、私たちの来訪を心から感激して下さいました。失業運動や貧困運動などと取組み、今、日韓の民間交流の発展を自己の仕事の大切な部分に位置づけている友人は、その仕事を通し、それぞれの国の発展や国民の福祉(安寧)を追求しています。ソウルで代案教育運動に取り組み、韓国で最初のひきこもりを対象とした社会的企業を立ち上げた仲間や、韓国北部の街の春川で貧困者の自立運動に取り組んでいる自活センターの仲間たち等々と数えきれない素敵な仲間たちと出会い、韓日双方の社会的弱者の生活の改善について議論してきました。

 韓国は、私たちと同じく新自由主義が深化するなかで、様々な生活課題をもっています。一つに、日韓双方ともに雇用の非正規化が深刻な状況下にあります。日本では1997年に派遣労働の自由化を盛りこんだ規制緩和推進計画が閣議決定され、99 年には派遣が原則自由化され、 非正規雇用労働者の増加に拍車がかかり、雇用形態の多様化がさらに進んでいます。一方、韓国では97 年の IMF経済危機以降、非正規雇用労働者が増加しています。

 また、日韓双方とも、深刻な高齢化社会を迎えています。韓国では、2017年時点の65歳以上の人口比は14%であり、国連の人口推計(15年)と比べると日本のほぼ半分の水準にとどまっています。しかし、2065年にはほぼ2人に1人が65歳以上となる見通しだとの報告があります。

 さらに、日韓双方とも、少子高齢化が急速に進んでいます。日本も韓国も子どもを産み育てるのが難しい社会になっています。結婚しても教育費負担が重く、出産をためらう夫婦が多くなっているのです。韓国では30代前半の男性の未婚率が1995年の約19%から20年間で約56%に増加し、同世代の女性は約7%から約38%に増えています。日本の未婚率も上昇傾向が続き、30代後半以降の年齢層では、2015年時点では依然として韓国より高い状態です。

 私たちは、こうした状況のなかで、若い世代はもちろんのこと、すべての国民が、なかでも社会的弱者である障害者や高齢者が安心して暮らすことができる社会の創造が必要であると考え、韓国の実践を学んできました。そのうちの一つにソウル中心部を見下ろす小高い丘にある「ソンミサン・マウル」があります。この地域は「やりたいことがすべて実現するまち」と言われています。まさに、私たち麦の郷が和歌山で追及したいモデルでした。そこでは「地域に必要なものは自分たちでつくる」を合言葉に、学校、育児施設、劇場、互助銀行、総菜店、レストラン、カフェ、リサ イクルショップ、共同住宅、介護士養成所など、暮らしを豊かにするあらゆるモノやサービスを、地域の人々がお金を出し合って運営しているのです。

 韓国のオルタナティブ・スクールの活動や社会的企業さらに協同組合運動と触れ、今日の社会を支配する価値観に抵抗する姿勢を確認してきました。私たちが何回も訪れたHAJAセンターは、その場を競争主義からの相互の傷つきを克服する友情とhospitalityを創り上げ自律的(自治的)に運営する場と位置付け、新たな学びや生き方を提案していました。また、多くの社会的企業や協同組合では、そこで働く人たちが主人公となり、生き生きと働く姿がありました。

 私たちは、今後とも、韓国との自主的な交流を重ね、両国の国民が充実した生活を送ることが可能になる為になにをすべきかを民間レベルの交流を通し明らかにし、社会的に提案していきたいと思います。

 麦の郷は、今、私たちの国で起こっているヘイト・スピーチや、韓国を嫌う書籍の出版等にみる韓国社会への様々な誹謗中傷を克服し、両国国民が双方を尊厳しあい、今までに蓄積してきた両国の民間レベルの実践交流をより発展させることを願います。

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