ほっとけやん 第116話
わかやま新報2017年1月5日掲載
集まろう!みんなの文化祭
「集まろう!みんなの文化祭」実行委員長 社会福祉法人ふたば福祉会 田辺西牟婁障害児者支援センターり~ふ 小谷 天孝
2016年11月26日に田辺市にある和歌山県立情報交流センター「Big・u」で和歌山県共同作業連絡会(わされん)主催の文化祭「集まろう!みんなの文化祭(テーマ・私たちの感情は、どんな顔をして、どんな色をしているだろう?)」が開催されました。作業所の利用者が集う事はもちろん、地域の方々に参加していただき、その場に集う全ての人が「参加して良かった。楽しかったなぁ。障害のある人もない人も、この和歌山でつながって生きているんだなぁ。」と知っていただく事、感じていただく事を目的として開催されました。
当日は約800人余りの方々に参加していただき、盛大な文化祭になりました。ステージでは、県立はまゆう支援学校高等部の皆さんによる和太鼓演奏を初め、わされん加盟作業所の皆さんの合唱やダンスが披露されました。皆さん、日々練習した成果を発揮し、笑顔で楽しそうに歌を歌ったり、ダンスを踊ったりしていました。また、午後からは白浜町出身でシンガーソングライターの古家学さんにお越しいただき、ライブコンサートも開催されました。コンサートの最後には「弁慶よさこい踊り」をみんなで踊って、すごく盛大なコンサートになりました。
展示コーナーでは、文化祭前に募集していた各作業所の紹介パネルや貼り絵などが掲示されました。各作業所で真剣に取り組んでいただいたので、素晴らしい作品になっていました。また、吹き矢の体験や防災グッズの手作り体験も行われました。吹き矢では、皆さん集中して的を狙い、的に当たると周りから歓声がわいていました。防災グッズでは、新聞紙を使ってお皿やトイレなどを作りました。上手で丁寧に作っている方が多くみられました。
模擬店コーナーでは、各作業所のクッキー等の自主製品販売、ラーメン、焼きそば等の販売も行われ、地域の方々も自主製品等を買っていただく姿が多くみられました。
わされん主催の文化祭は今回が初めてでしたが、実行委員や各作業所の皆さん、地域の皆さんの協力があって成功する事ができました。来年以降も皆さんが集える機会を考えていきたいと思います。
また、2020年には「共同作業所連絡会(きょうされん)全国大会」が和歌山県で開催されます。その全国大会に向けても今後、地域の方々や各関係機関の協力を得て成功できるように取り組んでいければと考えています。