ほっとけやん 第119話

わかやま新報2017年4月6日掲載

麦の郷40周年記念冊子『つむぐ』に関わらせていただいて

40周年記念冊子部部長 湊 翔平

2015年10月、40周年記念実行委員会に参加させていただくことになり、私は情報管理委員会に所属しているため、記念冊子部会に参加させていただくことになりました。

部長という大役を賜りましたが、どういうふうに進めたらよいかも分からず、部員同士知恵を出し合いながらのスタートでした。

第1回目の会議は、どんな冊子を作っていくか、というぼんやりとした話だけで終わってしまい、「本当にモノができるのだろうか」と不安になりましたが、そこから会議を重ねるうちに、「読んで楽しくなる冊子を作ろう!」「座談会をして記事にしよう!」「なかまの紹介もしよう!」「職員の思いも語ってもらおう!」「障害がテーマの映画の紹介もしよう!」など部員の皆の提案からアイデアがどんどんと膨らんでいきました。

中でも、ベテラン職員と若手職員の座談会は1時間半ほどの予定が、録音終了後も含め4時間ほどの長丁場になり、本当はもっともっと載せたいことがたくさんありましたが、ページ数の関係で割愛させていただきました。この座談会にメンバーとして参加させていただいたことは、これからの私の実践においても貴重な経験になったと思います。

その他にも、仲間の皆さんのインタビューや、仲間のバンド「クラウディーハーツ」の記事など、麦の郷はなかまが輝ける場所だということを実感し、麦の郷がなかまと共に歩んできた40年間を私自身も次へつないでいく一員としての責任を再確認いたしました。

冊子の題を「つむぐ」にさせていただいたのは、40周年記念実行委員会のテーマ「感謝を胸につむぎ、つないで、つたえよう」に沿って、これから麦の郷50周年に向けて、今、残しておきたいもの、次の世代に伝えていきたいものを詰め込みたいとの思いからです。

また、障害者福祉というと何か堅いもの、難しいものと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にこそ、ぜひ、この冊子を手に取って、私たちの思いを受け取っていただき、障害を持った方々、障害を持った方々を支える人たちのことを少しでも理解していただければうれしく思います。

麦の郷本部事務所(TEL073・474・2466)にて一冊500円で販売しておりますので、ご興味を持たれた方は、ぜひお手に取っていただきますようよろしくお願いいたします。