みんな一つの輪に

和歌山新報2009年7月30日掲載

障害者・市民の夏まつり

第32回「障害者・市民の夏まつり」が18日、和歌山城西の丸広場で開かれ、障害の有無に関係なく、参加者と市民らが盆踊りや合唱などで交流し、夏の夜を楽しんだ。
障害者福祉にかかわる25団体が参加。今や和歌山市の夏の風物詩と言われるようになった祭りのステージでは、のりちゃん&ともやんの、漫才やプロの大道芸リスボン上田がジャグリングを披露し、会場をわかせた。
反戦歌「ねがい」の合唱のほか、盆踊りやぶんだら、ディスコタイムもあり、音楽に身をゆだねてそれぞれが自由な表現を楽しんでいた。実行委員のメンバーで、障害者自立支援法訴状の勝利を目ざす会のメンバーでもある山本功さん(42)は、「年々祭りの参加者も増えて広まりつつあるが、まだまだ福祉は進んでいない。日ごろ大変な生活を送る障害者がこういった場で元気になることは必要で、素晴らしいこと」と話していた。