西和佐地区と麦の郷「さくら祭りで親睦深める」

わかやま新報2013年4月17日掲載

西和佐地区社会福祉協議会(山田恒治会長)と社会福祉法人一麦会「麦の郷」(田中秀樹理事長)主催の第17回「さくら祭り」が13日、和歌山市岩橋の紀伊風土記の丘で開かれた。地域住人と施設の利用者らが同協議会から提供された弁当を食べながら、踊りやカラオケを楽しんだ。
この日は、施設利用者でつくる「麦の郷みんなでおどり隊」がよさこい踊りを披露。法被をひるがえし、力強く踊る姿に訪れた人たちは見入っていた。
同市岩橋の三村美弥子さん(80)は「最高に楽しい。施設のみんなと交流するので気持ちが若くなっていくわ」と満面に笑み。麦の郷・障害者リハビリテーション研究所の伊藤静美所長(78)は「障害者と健常者が互いに共生できるまちづくりをしようと活動してきた。17年かかってやっと完成した。『麦の郷があって良かった』と思う住民の思いを子どもや若い人にも伝えていく責任がある。(共生のまちづくりが)全国に広く行きわたってほしい」と話していた。