女性2人が初絵画展 素直な気持ち表現 30日までRAKU

わかやま新報2013年8月28日掲載

統合失調症などの障害のある女性2人による作品展「ふたり展」が30日まで、和歌山市美園町のみその商店街内「アートサポートセンターRAKU」で開かれている。入場無料。
2人は同市三沢町の障害者就労支援施設「むぎピース ひらく」で働く、北山佳子さん(41)と島津真美さん(25)。施設に併設されている「アート工房」で創作活動に取り組んでいる。作品展の開催は初めて。
パステル画を中心に、共同作品のちぎり絵など約30点を展示。北山さんは花火やホタルを淡く幻想的に描いた作品を、島津さんはパステルを濃く使い、ウサギの物語を描いた絵や抽象画を出展している。
北山さんは「素直な気持ちで描きました。それぞれの感性で見ていただき、心が和んでもらえれば」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後4時。問い合わせは同センター(TEL073・427・3313)まで。